2016年7月26日火曜日

骨盤は肉体の要



健康であり続けるためには、からだに合った姿勢で自然な動きをして、からだに合った食べ物を食べて、クリアな意識を保つことが重要です。そして、人間の姿勢と動きの最も中心的な、根幹の部分が、骨盤です。

これまで、数千人の骨盤を見てきて、気づいたことがあります。人間の肉体的な力を十分に発揮するには、ある特定の角度を保つことが重要であるということです。骨盤の角度が肋骨の位置を決め、肩の位置を決めるのです。コアフローセラピーでは、その角度を実現できるように骨盤内部を柔らかくする施術を行い、最善の姿勢を保つための簡単で役立つトレーニングを教えています。

『今までどこに行っても治らなかったのに一回で楽になりました』
『今は元気になれて嬉しいですが、本当は20年前に受けたかったです』

これまでたくさんの人の肉体的、精神的問題を解決してきたコアフロー・セラピーですが、2008年当初は、セッション時間も2時間半から3時間もかかっていて、クライアントも少ない状態でした。そこからさらに手技が発達して効果が高まり時間さえも短縮され、2016年の4月からはトーニングと共にスタートする90分のセッションがベースになりました。

私くらいの年齢になると、腰痛があるという方の割合がぐっと増えてきますが、最近では10代から腰痛の悩みをかかえていらっしゃる方も増えて、年齢だけでは一概に言えない時代になりました。何年もかけてできあがったからだの癖やゆがみは、一回の施術で全部が取れることはありません。一回の施術で筋肉的にはだいたい6割方、柔らかくなります。その後、個々のからだの特徴に合った姿勢の保ち方や歩き方の指南を行い、2回目、3回目とより細かな部分を緩めていくと骨盤と仙骨が徐々に本来の姿に戻っていきます。

6回くらい受けていただくと、ほとんどの場合、痛みはなくなり、生活上は全く平気なくらいになっています。もちろん例外はありますが、一年経つと、ほとんどの方が腰痛があったことさえ忘れてしまいます。私がカルテをみて、「去年の今頃は腰痛でけっこう大変でしたね。。。」というと、たいていの場合、「あ、そうでしたっけ、、、そういえば去年は腰痛あったかもしれません。」というような答えが返ってきます。人は、痛みから解放されると、その痛みがあったこと自体を忘れてしまうことが多いです。でもそれが人間の感覚としては普通のことで、やはり自分が今やりたいことに神経は集中していて、過去の必要ないことは忘れていくものなのです。

施術をするたびに感じるのですが、人体の潜在的な力は本当にすごいです。仙骨が柔らかくなって姿勢がなおると腰痛はほとんどの場合、なくなります。その後はぼちぼちと私が指導する筋トレを行えば、腰痛からは完全に解放されることになるでしょう。私自身も10年前までは、かがんだ姿勢で施術をした後に毎日のように腰痛があり(これは30年前にプールで友人と遊びながら飛び込んださいにタイルに骨盤を強打したことが主な原因だと思いますが)、それをどのように回復させるかを考えに考えて工夫を凝らしてこの方法を開発しました。

だからよくなる自信があります。コアフロー・セラピーは、安全で、かつ根本的な健康的な状態に向かわせる方法です。私は骨盤のある関節を緩めて、その後、本人がからだをある方向性で動かしていくと、腰が本来の動きをするようになり、問題がなくなるだけでなくさらに強くなっていきます。私はきっかけを作って、治っていく力を引き出しているだけですが、肉体は自然に元々持っている力を発揮するようになるのです。

私がコアフロー・セラピーを開発したきっかけは骨盤を最高の状態にしたい、という想いでしたが、結局のところ、頭痛も、肩こりも、冷えも、神経痛も、鬱も、すべて骨盤が変わると自動的に解決したり、症状が軽くなるということがわかりました。骨盤がその人にとって正常な位置に戻ると、大腸などの消化器官にも大きく影響します。体質改善もダイエットも簡単にできるようになるのです。

まさに、腰は肉体の要なのです。

私はコアフロー・セラピーでもっと多くの人が本来の力を取り戻せると信じています。からだはとてつもない力を秘めていて、それを発揮する機会をいつもうかがっています。何年も固くなったままの筋肉をほぐし、日常生活のちょっとしたコツや、本来の楽な姿勢を学んでいくだけで、より快適で自由な人生が過ごせるようになります。

現在は新しいサイト、http://coreflow.jp もできあがりました。京都、東京、仙台と相変わらず転々としていますが、スケジュールなども掲載していますので、ご予約をご希望の際にはご都合のよい日にちや時間帯をいくつかご連絡ください。周りでからだの悩みのある方がいらしたらぜひご紹介ください。ご連絡は、 reserve@coreflow.jp までお願いします。

よい一日となりますように。

富田しょう

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